2009年7月26日日曜日

硬水と軟水

ロンドンに到着してから髪の毛がパサパサし、まるで日光を長時間浴びながら海水浴をした日に経験したあのパサパサ&ゴワゴワ感!日本では艶やかだった子供の髪の毛までもがいまいち調子が悪い...。これはきっとシャンプーが合わないからだと思い、数回シャンプーのメーカーを変えてみました。それでも変わらない...。

そっかぁ、水なんだ!っと気がつきました。なるほど、これがヨーロッパの硬水っていうヤツですね。料理はリッチにミネラルウォーターを使って調理していたものの、お風呂では石鹸の泡立ちも少なくずぅ~っと違和感を感じていました。

日本は軟水(soft water) 、ヨーロッパは硬水(hard water)とよく耳にしますがその違いを体感したことはありませんでした。「水に含まれるカルシウムと、マグネシウムイオンの合計量を酸化カルシウムに換算したのもが硬度」つまり硬度が高いものが硬水、硬度が低いものが軟水らしいですが、理科に弱い私は頭が痛い~。その上、硬度の計算方法も国によって違うらしいです。とりあえず、私が愛用している地元スーパーのミネラルウォーターのラベルを写真で撮りました。ご興味のある方はこの水の硬度を計算してみてください。

私は:アメリカ式の「カルシウム濃度 (mg/L)×2.5 + マグネシウム濃度 (mg/L)×4.1 」の式を引用して27x2.5+6.9x4.1= 167.13 

つまり硬水と位置づけたのですがいかがでしょう...???

硬水は煮物やお茶に適さないらしく、どうりでこっちに来てから日本茶の香りも良くなく、日本料理もいまいちなんだぁ~と感じていたこの違和感が理解でき少し気が楽になりました。食洗機にも、「水の硬度を和らげるために'dishwasher salt'を入れるように」などと記載されていたり、機械類も硬水は苦手のようです。

ちなみに硬水の利点は:スポーツ後のミネラル補給,妊産婦のカルシウム補給,便秘解消~など。おっと、私もこちらに来て食生活は変わらないのに少し体重が減った体験が?!

当たり前のように飲んでいた日本の水、実はとても貴重で日本の料理が創り上げられた根本がそこにあったのかと初めて認識させられました。水さん、ありがとう!

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