2010年1月31日日曜日

中途半端な★トウキョウ・デー2010

                 
2010年 1月最後の週末にイギリス国会議事堂(観光名所のビッグ・ベン)すぐそばに位置する'The Queen Elizabeth 2 Conference Centre'(クィーン・エリザベス2世会議場)にて、東京観光振興を目的とした「トウキョウ・デー・イン・ロンドン」が開催されました。この会場は老舗の国際会議場でロンドン屈指の観光スポットの中央部にあり、最近ではイギリス前首相のトニー・ブレア氏の2003年のイラク戦争参戦に関する公聴会が行われたほどの名門会議場であると聞き胸ふくらませて行ってまいりました。

ホール内では「伝統文化コーナー」「東京体験コーナー」そして「近文化コーナー」と3部門に分かれ、 所狭しと日本贔屓のイギリス人の方々が多く集まっていました。

「伝統コーナー」では日本武道の剣道の迫力あるデモンストレーションをはじめ、浮世絵、友禅作家による実演もあり、日本人でもなかなかま近で見ることができない創作過程を見ることができました。
「東京体験コーナー」では折り紙コーナーや書道体験教室などあり、現地の人たちにとっては異文化体験ができる場所となっていました。
最後に「近文化コーナー」では、東京・秋葉原をイメージしてか、アニメキャラなどに変装したスタッフのもと日本のゲームを体験できるコーナーもありました。
しかしこれって...外国人から見てとてもわかりやすい「日本文化」であってもどこが「東京」なの???と思ってしまったのは私だけでしょうか。東京はもっと楽しいよっ! もっと面白くて他の地方にない江戸文化があるよ!と素人の私でさえ大声で伝えたくなりました。
知らないうちに東京が恋しくなってきている自分に驚いた1日となりました★

2010年1月25日月曜日

心の癒し☆フリーペーパー

ロンドンでは日本語・フリーペーパーが3紙毎週木曜日に発行され、ロンドン在住の日本人には欠かさせない情報元として私たちの生活を応援してくれています。

昔のパソコンもインターネットもなかったころの海外生活と違い、今はネットで毎朝日本のニュースを確認し、日本のTVを見て笑い、 友達や家族ともメールやスカイプ(無料TVネット電話)で近況を報告しあい、海外に住んでいることを忘れるほど日本に関する情報は充実しています。しかし、このフリーペーパーがなくては週末を迎えられない!と思わせるその魅力をご紹介したいと思います。

3紙の中で紙面が1番大きく掲載写真のインパクトがズバ抜けているのは左写真の「Update Weekly Japan」です。タブロイド紙サイズの他の新聞と違い、紙面に載っている広告もアピール力があり、写真をうまく使った紙面編集で読みやすいフリーペーパーです。内容はイギリスで活躍する日本人を紹介するページから始まり、日本の共同通信社特約、そしてヨーロッパ経済ビジネス情報を展開するNNA Europe社の記事を掲載するなど真面目な記事から、日本の芸能・スポーツの内容も充実していて日本にいるころより芸能通?!にさせてくれます。お気に入りは他のフリーペーパーでは見られない、日本の女性週刊誌の中づり広告が掲載さえていて日本の「今」を一目で読み取れ◎!

「週刊ジャーニー」は紙面の充実度では群を抜いていて、日本国内でもこんなフリーペーパーがあればいいのになと思わせる内容となっています。

ハードな報道記事も硬すぎず、ジャーナリスト・特派員・エッセイイストが日本&イギリス国内共に数人いらっしゃるようで、日本のトレンドファッションを写真付きで掲載してあったり、イギリスを知り尽くし日々勉強していらっしゃるであろう随筆者のエッセイ、編集部総出での取材によりイギリス国内現地ルポ、などなど記事の幅には圧巻です。3紙フリーペーパーの中で唯一ロンドンのTV番組表を掲載しているのも見逃せません。ただ単にTV番組表を掲載するだけではなく、日本関連や日本人が好むようなオススメ番組もコラムとして載せてあり痛い所に手が届く、編集者の熱い思いが読み取れる大好きなフリーペーパーです。

最後に、「ニュースダイジェスト」はフリーペーパーというより1雑誌を目指しているような高級紙フリーペーパーです。

イギリス国内ニュース、イギリス新聞紙社説、イギリス新聞紙に掲載された日本報道、世界・日本国内ニュースなどなど、時事通信社提供の記事によって構成され、安心して読める本格的な報道紙です。また、海外セレブのタブロイド報道も顔写真付きで載ってあり、イギリス人との日常会話についていくための必須アイテム?!ならぬ必須情報ともなっています。他のフリーペーパーと違い、高級紙らしく芸術的な写真を全面にもってきて独特な取材内容も必読です。他のフリーペーパーにはない映画情報もひそかな特典です。

とにかく3紙ともども個性があり、全てなくてはならない私の愛しい恋人となっています。もちろんロンドンの日本食レストラン、習い事情報、売ります買います広告、求人情報などは3紙共通して掲載されていて日々利用させていただいています。

このフリーペーパーは大手広告主(日本企業、日本食レストランなど)、日英関連事務所などで無料で毎週木曜日に入手可能です。木曜日におしりがむずむずしだしたら、それは日本を「ゲット」できる日です☆

2010年1月21日木曜日

わたしのお家


今日は私たちが住んでいるお家の内装を紹介したいと思います。
2ベッドルームのフラット(マンション)に住んでいるのですが、日本の住環境との違いに驚かされることがあります。

まず、写真のようにマンションのリビングルームには暖炉”もどき”が部屋の中心部に設置されています。イギリス人の生活文化に欠かせないのがこの暖炉(ファイアー・プレイス)で、家族が暖をとり心も体も温かくしてくれる幸せの象徴だそうでマンションであってもこのように暖炉細工が施されています。

イギリスにも日本によくあるコンクリートのマンションもあるのですが、煉瓦作りで窓枠は木材でできている建物を好む傾向があるようです。外観は趣があり街並みは美しいのですが、実際住むとこの木材の窓枠には少々てこづる事があります。まずサッシのようにしっかり閉まらないため常に隙間風は入り込み雨風が激しい時には雨が入りこんできます。きちんと手入れをしないと雨で木枠が腐ってしまうという欠点や小さな虫が入り放題で、都会育ちの私たちは慣れるまで悩まされました。

左の写真はラジエーターといって一般的なイギリスの暖房器具です。ロンドンの夏はそれほど暑くならないためクーラーは必要ないのですが、暖房器具は必須アイテムです。各部屋にラジエーターが1~3台壁に設置されていて、ボイラーから熱湯が壁の奥の配管を通りラジエーターに送られ熱風がでるというセントラルヒーティングになっています。ラジエーターは触ってもやけどするほどの熱さではなく、熱風もラジエーターに手を当ててやっと感じるほどの弱風で空気を汚さず安全です。ただ、送りだされる温水の水圧の調整が難しいようで、私の家ではよく止まってしまいこの冬だけでガス屋さんに10回ほど修理にきてもらったという手間のかかる機械です。日本のように暖房器具が1台壊れてそれだけを修理するのではなく、全てのラジエーター&ボイラーのチャックが必要となるため少し不便なようにも思います。しかし冬の寒い日には1日中暖房をつけっぱなしなので、やはり「安全で空気を汚さない」というのが重要になってきます。
左の写真はキッチンのシンク下の棚です。左手がドラム式洗濯機、中央部はシンク下の配管とガスメーターがあり、右は大型食洗機となっています。キッチンに洗濯機?!と最初は驚きましたがコンパクトで家具と調和されているのでこれもありかと思います。イギリスのキッチンのシンクが日本のものに比べて小さめで使いにくそうに一見思いましたが、大型食洗機があるため小さくても意外に不便は感じません。この食洗機のおかげで、洗い物が増えても手間がかからず料理が大変楽になりもうこれだけは手放せません。
便利で低価格のものが市場に出回り使い捨て文化の昨今ですが、イギリスの古いものを大切にし伝統を受け継ぐ姿勢に日々を通し学んでいます☆

2010年1月6日水曜日

白に染まるロンドン


明けましておめでとうございます。2010年が始まりました☆

2009年5月下旬にロンドンに来て早7ヶ月が経ちました。初めて過ごした12月25日、ロンドンでのクリスマスは、店はどこも閉まり、バスも電車も完全運休、街から人も車も消えたその風景は経験したことのない静けさで、神聖なるキリストの生誕を祝うにふさわしい1日に思えました。

日本の静寂さ、新年を迎える凛とした雰囲気の日本の年越しとは違い、こちらロンドンの街では盛大に花火が打ち上げられ、極寒の冬空の下で多くの人々が新年を華々しく迎えていました。

どこまでイギリス風に、そしてどこまで日本風の時の過ごし方をするべきか、できるものかと悩みましたが、私はクリスマスには「寝正月」もどきで一日中ぐうたらし、年末には年越しそばを食べ、お正月には娘にポンドでのお年玉をわたし、年始にはバーゲンに出かけた...ととても中途半端で、でも心地よかった、そんな日々を過ごしていました。

1月4日からは娘の学校が始まり引き締まる思いです。
ロンドンの雪にも慣れましたが、今日の雪は街を一日中真っ白に染めた温かい雪でした。今年初めての大仕事ととして、身長1メートルの雪だるま作りに精を尽くしました。
そのほのぼのとした愛嬌のあるお顔に今年も良い年になりそうな予感がします。
今年も皆さまよろしくお願いいたします☆