2010年5月21日金曜日

ロンドン オリンピック2012 マスコット ~パロディー編

(From 'http://www.london2012.com/mascots/pictures/)

2012年にロンドンで開催される夏季五輪とパラリンピックの公式マスコットが今月19日に発表されました。まさか「ゲゲゲの鬼太郎」の「目玉おやじ」が着ぐるみを着て進化し地球の裏側のイギリスでオリンピックのマスコットに採用されたとは?!っと思ったのは私だけでしょうか。しかしよく見ると、「目玉おやじ」の黒目の周りは赤かったなぁ~などとその違いはやすやすと見抜けました。

この不気味なマスコット、日本では「奇妙」だとか「可愛くない」などと批判を遠回しに報道されているようですが、実はここイギリスではハローキティーを代表とする日本の「可愛い」文化は一切存在せず、おもちゃ屋をのぞくとそこにはグロテスクなおもちゃ、気持ち悪いおもちゃが意外に人気なのです。それをもとに考えると、このマスコットも国家シンボルに近い「特徴のある」代物ではありませんか! ちなみにイギリスではこの「可愛くない」マスコットは日本アニメの影響だという批判の声があるようで、どっちもどっちと言ったところでしょうか。
ロンドン・オリンピックの公式HPを覗くと、そこにはこのマスコットが生まれた由来がショート・アニメで掲載されていて何故かほのぼのとさせられてしまいます。時間があれば覗いてみてください⇒http://www.london2012.com/mascots/
私の知る限り意外にこのマスコットはイギリス国内ではそれほど不評ではなく、その面白い身なりをアートに変えて楽しんでいるようです。

イギリスの無料人気夕刊紙'London Evening Standard'で見つけた記事では、公式マスコットを紹介するよりそのパロディーがインターネット上であふれかえっていると伝えていました。
左の写真のように、ナチス・ヒットラーを模ったマスコット、イギリスの有名ブランド、バーバリー生地をまとったマスコットなど意外にいけてるものが紹介されていました。
お上手!っと思ったのが先日のイギリス新政権誕生で話題になった連立政権の両党首2人の顔をマスコットの顔にチェンジィ~! 
いろんな意味で今のイギリスを表わしているようで面白い!!!

この茶目っ気たっぷりなマスコット達を思いながら2010年オリンピックを皆さん! 楽しみましょう☆

2010年5月12日水曜日

イギリス新連立政権発足

それは難産だった...。
しかし今日、青空の下、ローズ・ガーデンで語り合う若い2人は晴れやかだった。

                             [Photo from BBC Online]

先日の総選挙の結果、13年にも及んだ労働党政権が失脚し、イギリスで第53代キャメロン首相(保守党)が誕生しました。保守党と労働党の2大政党が政権を交互に担ってきたイギリスでは戦後初の連立政権発足だということです。

低くて太い声、あまり笑顔が得意でなかったゴードン・ブラウン前首相とは対照的に、初記者会見を首相官邸内ローズ・ガーデンで開いた保守党デイビッド・キャメロン首相、そして自由民主党ニック・クレッグ副首相は共に43歳と若く、明るく、ジョークを交え朗らかなイメージでした。しかし地元メディアでは政策が異なる中道左派の自由民主党が連立与党になり、キャメロン首相は上手く政権を運営できるのか?と、今日の記者会見のパフォーマンスも薄っぺらい「デイビッド&ニック・ショー」と揶揄されていました。

日本のように数合わせのために自民党に「付属」している連立政党とは違い、今回誕生した2つのパワーの「融合」のイメージが強いイギリス新政権、その力量を早くみたいものです☆

2010年5月6日木曜日

イギリス総選挙...政権交代か?!

                                            [Photos from BBC Online]
上記のイギリス人、誰だと思います?
ネクタイを信号機の色に揃えたお笑い芸人ではありません。


昨日イギリスで行われた総選挙の注目人物、与野党の党首の方々です。左から、今回の選挙で最大野党から第一党に躍進を果たした保守党のキャメロン党首。中央は労働党党首&現イギリス首相ブラウン党首。右は選挙期間中のTV討論を機に人気上昇していた自由民主党党首グレッグ党首です。

保守党は今回の選挙で議席を増やしたにも関わらず単独過半数には届かず、他党との連立政権樹立をめざし13年ぶりの政権交代に向けてこれから駆け引きが始まるようです。

イギリスの元首相で、保守党元党首と言えば、マーガレット・サッチャーさん、そして元労働党首はトニー・ブレアさん、っと聞けばイギリスの政治に詳しくない方でもなんとなく思い出されるでしょうか。

現首相、労働党党首のゴードン・ブラウンさんはブレア政権中財務大臣を務めとても頭のいい方だと評判はあるものの、イギリス紳士的なスマートさにかけ口が悪く、選挙中には失言を発して物議を醸し出しました。

今回躍進した保守党党首、デービッド・キャメロンさんはイギリスのエリート紳士を代表するかのようにオックスフォード大学卒業、若く清潔感があり、景気後退、金融ショックから早く立ち直り明るい未来を導いてくれそう、との期待感もあってか今回の議席獲得に貢献したのではないでしょうか。

キャメロンさんの奥様サマンサ夫人は、今回の選挙中に4人目のおこさんをご懐妊し(第1子は昨年病気で他界)、「これも選挙で人気をとるため?」などと否定的な報道も一部ありましたが、人懐っこい笑顔で親しみやすく選挙中は注目を浴びていました。

さてさて、これから新政権が発足されるかどうか、イギリス政治から目が離せません。
ちなみに上記のお写真のネクタイ、各党の党カラーなのです。労働党は赤、保守党はブルー(緑)、自由民主党は黄(金)ということで、党カラーを強調しつつもネクタイをさりげに変えてたところに注目してしまいました★

キャスキッドソン (Cath Kidston) 手作りバック

4月のイースター・ホリデーを利用して、1年ぶりに日本に帰国していましたぁ~。
美味しいものをたくさん食べ、大好きなお友達に会って、温泉につかって、ショッピングをして...と2週間の短い休みを堪能してきました。


しかし、人生とは予期しないことが起こるものです。アイスランドの火山爆発で空気中に散らばった火山灰が飛行機のエンジンを停止させる可能性があるとヨーロッパ全土の空港が約1週間完全閉鎖され、その影響をまともに受けた私たちはイギリスに帰るに帰れない日々を最後に送り忘れられない帰国となりました。


そんな思い出話に浸っている間もなくイギリスに帰国後すぐに娘は学校に、私はたまった家事をこなす毎日を送っています。

6歳になる娘は現地の小学校に昨年の9月から小学校1年生として通っているのですが、日本の学校制度ではこの4月に晴れて小学校入学!となりました。それを機に娘もイギリスで日本の学校教育方式を体験し日本語教育を受けるべく、この4月から毎週土曜の午前中に補習校に通うことになりました。
その補習校に持っていく通学用カバンがない!ランドセルを持ってきているお子さんもいるようですが、用意はしていず、現地校と違って毎回多くの教科書・ノートを持参しなくてはならないのでこっちに売っているカバンで適当なサイズの子供用手提げかばんが見つからない~。
っとそこで、私は日本でも人気がある「キャスキッド・ソン」のお店で'Oil Cloth'(ビニールコーティングされた布地)を買ってきて作っちゃいました。

「キャス」でカバンは豊富に売られているのになぜ作るの?っと思われるかもしれませんが、大人向けの大きなカバンか、子供用の小さすぎるカバンばかりで適当なサイズのものがなかったのです。適当なサイズのものがあっても縦型で肩ひもが長い...などと、子供には適さなかったのです。
理想は教科書が数冊はいり、日本的な大きな筆箱もきれいに収納でき、名札を入れる内ポケットとハンカチ・はなかみを入れる外ポケットがあるトート・バック。

縦28センチ、横42センチ、マチ7センチで御覧の通り見事完成~!!!
中央にはホックをつけ、外ポケットにはマジックテープもつけ、自分なりに完璧に近い出来栄えで今週末の補習校が楽しみになってきました。

布50センチ幅、10ポンドでキャスキッドソンで購入してきましたが、店でカバンを買うよりかなりお得!すこしハマりそう~☆