2009年11月20日金曜日

New Wimbledon Theater (ニュー・ウィンブルドン・シアター)

ウィンブルドン駅から徒歩5分、'The Broadway' (ブロード・ウェイ)という目抜き通り沿いにロンドンで8番目に大きいといわれているニュー・ウィンブルドン・シアターという劇場があります。(http://www.ambassadortickets.com/Wimbledon)

ロンドン生活の醍醐味として荘厳な歴史ある劇場でオペラやミュージカルなどを観覧するという楽しみがありますが、小さな子供を持つ親としてはロンドン市内の劇場に出かけるというのはなかなか難しいものです。幸いなことに、私たちが暮らすウィンブルドンでは、近くのスーパーに買い物に出かける距離感で劇場に足を運ぶことができます。
そして先日2009年11月7日、ディズニーの「美女と野獣」 'Beauty and the Beast' を見に、初めてニュー・ウィンブルドン・シアターに行ってきました。
劇場内は1階席の'Stalls'、2階席の'Dress Circle'、そして3階席の'Upper Circle'と左記のように席が分かれています。しかし座席表を見ても、どちらが舞台に近いのか、2階の「ドレス・サークル」席は「ドレス」とあるのでドレス・アップをしなくてはいけない高価な席なのか、3階でも座高の低い子供でも舞台が見れるのか、などなど、劇場デビューにはたくさんの謎がありました。ネットでもチケットは簡単に購入できるのですが、私は直接窓口に行き数々の質問を投げかけ、残り少なかった空席の中から2階のドレスサークル中央の席を入手することができました。

子供向けの軽いミュージカルと想像していましたが、上演時間は休憩時間30分を含み2時間半あり、ディズニーの原作に忠実に基づいて創り上げられた、笑いあり涙あり、の大人も存分に楽しめる内容でした。

上演前には場内の小さなバーでワインやジュースを飲んでくつろいでいる家族、「美女と野獣」の主人公「ベル」そっくりにドレスアップしたたくさんの可愛い子供たち、とミュージカル以外でも和やかな気持ちにさせてくれました。そのニュー・ウィンブルドン・シアターは来年100周年を迎え、これからますます楽しいひと時を私たちに提供してくれそうです☆

2009年11月6日金曜日

2009年クリスマス商戦

イギリスでは10月末のハロウィーンが終わるとすぐに本格的なクリスマス商戦が始まりました。クリスマス・イルミネーションは点灯し、お店にはあふれんばかりのクリスマス用プレゼント、そしてラッピング用品が所狭しと並べられています。

西洋のクリスマスは日本のお正月のように家族水入らずで静かに過ごすイメージがあったので、日本にしか里帰りするところがない私たちにとってはつまらないイベントなんだろうなと思っていました。しかし、街のあちこちには今までどこに隠してあったのか!っと思うような素敵な品々が店に並べられ、まさに「クリスマス・ショッピング」を楽しめそうな雰囲気の11月です。

さて、10月28日付でイギリスの「おもちゃ小売協会」が「2009年の子供用クリスマス・プレゼント・人気ベスト12」を発表しました。景気を反映してか、クリスマスプレゼントの平均価格の下落を地元メディアでは伝えていましたが、外国人の私としてはイギリスでは何が子供たちにうけているのか~と興味津々!早速、小売協会のHPを開いて人気おもちゃトップ12を上記写真のように調べあげました。

そして思いました。日本のように確立されたキャラクターものが少ないけれど、同年代の子供たちが望むものは良く似ているということを...!

クリスマスの違った楽しみ方を見つけたような気がします☆

2009年11月4日水曜日

湖水地方 the Lake District

イギリスには歴史に名を残した著名人が数多く存在し、彼らの生誕地、作風に多大な影響を及ぼした故郷がイギリスの観光スポットとなり世界各国からその地を求めて多くの旅行客が訪れます。

劇作家で詩人であったシェイクスピアの生誕地であるコッツウォルズ地方のストラトフォードアポンエイヴォン( http://www.stratford-upon-avon.co.uk/static_1166.htm )はその情緒豊かな風景と共に日本人観光客には特に人気のスポットです。
ロックバンドのザ・ビートルズの出身地である
リバプール( http://www.visitliverpool.jp/ )はもとより、アルバム「アビイ・ロード」のジャケット写真が撮影されたロンドン北部のアビイ・ロード交差点はビートルズファンにとっては聖地として欠かせない観光スポットになっています。
余談ですが、「アビイ・ロード」写真が撮影されてから40周年を迎えた今年8月には、多くのビートルズファンが同じポーズで横断歩道を渡り記念撮影をしたとニュースになったほどです。
先日、私たちはピーター・ラビットでもおなじみの作家、ビアトリクス・ポター( http://peterrabbit.com/potters-world-lake-district.asp ) がこよなく愛した土地、湖水地方(The Lake District)に小旅行に行ってきました。⇒写真は作家の博物館である「ビアトリクス・ポターの世界館」 'The World of Beatrix Potter' の外観と展示物。意外と小規模で手作り感満点の博物館でした。
湖水地方は誰もが太鼓判を押すお勧めスポットで特にこの時期紅葉がきれいと勧められ、ロンドンから遠いけれど張り切って車ででかけました。ところがロンドンから北に車で8時間(高速道路で道路工事が行われ車線閉鎖が多々あり)もかかり、朝9時に出発して到着したのは午後5時過ぎ。あたりはすでに真っ暗、街頭も少なくかすかに見える湖畔の水の光・・・。
初日は早く就寝し次の朝胸ふくらませ出かけたのですが、どこか見覚えのある景色...それは私たち家族が大好きで毎年何回も旅行に出かけてた、まさにあの「箱根の芦ノ湖」!!! 木々の色加減も良く似ていて、これに湖際に立つ鳥居と遠くに見える富士山、そして温泉があれば~。確かにすばらしい景色で難点のつけどころがない!ただ私たちは箱根を思い出し郷愁の思いで涙しそうでした。
何はともあれ皆のあこがれの湖水地方に足を踏み入れ、自分なりの経験ができたことに感謝、感謝~☆

2009年11月3日火曜日

Half Term (ハーフ・ターム)☆秋休み

先週10月26日から30日は娘が通う公立小学校の秋休みでした。

「秋休み」と勝手に言っているのは私だけで、正式には「Half Term」(ハーフ・ターム)と呼ばれています。イギリスでは各学期ごとに学期の中休みがあり、これを「Half Term」と言うそうです。学期が始まり1ヵ月半ほど経ち子供が疲れてきたころにまとめてお休みをとりリフレッシュする、というとても合理的な良い制度だと感じました。恥ずかしい話ですがイギリス学校事情に不慣れな私は、休暇を意味する「ホリデー」とか「ブレイク」の文字がなかったため、この'Half Term'にはどんな素敵なイベントが開催されるのか!っと1人でワクワクしていました。(赤面)

イギリスの学校は3学期制で9月に新学期が始まります。5歳になる私の娘は2003年11月生まれで日本ではまだ幼稚園の年長さんでしたがイギリスではこの9月から小学校1年生です。4月から学年が変わる日本では11月生まれの娘は同じ学年では体力も頭脳も中級レベルでしたが、9月に新学年になるイギリスでは11月生まれはお姉さん的存在で英語はしゃべれないものの周りの子供たちと比べると少し落ち着いているような感じがします。

ちなみにある日本人の友人の娘さんは同様日本では幼稚園の年長さんでしたが、4月生まれだったので9月にロンドンに引っ越ししてきたらいきなり小学校2年生に入学という、英語のハンディーと小学校1年生の勉強を飛ばしての進級と、とても大変そうです。

要約すると: 
2003年9月生まれ~2004年8月生まれ⇒小学校1年生(Year 1)
2002年9月生まれ~2003年8月生まれ⇒小学校2年生(Year 2)

話は戻りますが、イギリスの3学期制度を2009年度の学校行事表をもとに以下のようにまとめてみました。

Autumn Term (1学期) 2009年9月7日~12月18日 
Half Term         2009年10月26日~30日     
*年末年始(冬休み) 2009年12月21日~2010年1月1日

Spring Term (2学期) 2010年1月4日~4月1日
Half Term          2010年2月15日~19日
*イースター(春休み)   2010年4月2日~16日

Summer Term(3学期) 2010年4月19日~7月22日
Half Term           2010年5月31日~6月4日
*夏休み             2010年7月23日~9月6日

お子さんがいるイギリスにいるお友達に会いに来るなら、上記を参考のうえロンドン観光してはいかがでしょうか☆