私はウィンブルドンのとある家具付きアパートに住んでいるのですが、オーナーのセンスとこだわりが顕著に表れている物件で、アンティークを好むイギリス人とは違いモダンな家具をそろえた素敵なお部屋です。
ただ1つ、部屋とマッチしていないのが「昭和時代」を思い出させる13インチのアナログTVがリビングの1番目立つ所にドドーン!と置いてあるのです。日本のTV番組が恋しかった私はイギリスのTV番組より日本の番組をネットで視聴することが多く、あまり活用しない「昭和TV」をかわいらしく思えていたくらいでした。しかし渡英半年が過ぎ、あまりにもイギリスの情報が入ってこないことを自問自答したところ、それはTVのせいではないかと思い始めたのです。イギリス国内はクリスマス商戦真っただ中!これはお手頃商品もでているはずとここ1週間ほど真剣にTVを探しました。
でもこの国には日本のように信頼できるビック・カメラやヨドバシカメラなどの大型家電量販店が存在しないのです。
そこでこの国の人々はどこで家電を買うのかと調査したところ、小型家電店(値段は若干低価格にしているが目玉商品が少ない)、eBay(ネット販売...慣れない外国人の私にはハードルが高い)、大型スーパー(食料品がメインで家電も格安で扱っているがあやしいブランドが多い)、アマゾン.UK、カタログショッピング(安いが実物が見れないため失敗多々)などらしいです。
家電大好きの私はとことん調べつくし、結局アマゾンで42インチの東芝のレグナを購入しました~!!!そして一言、東芝さん、未来をありがとう...。
TVの情報量というのは凄いものです。TVを購入して2日目でこの半年で知りえたイギリスと同じ情報量をすでに得たようなものです。いいかえれば、この半年何だったのか....。
失ってわかる大切さ、それは私にとってTVの情報量でした。そして「ありがたさ」に関しては「太陽の恵み」です。イギリスの冬は灰色の空が続く暗~い季節と聞いていましたが、楽観視していた私でも家に引き込んでしまいそうな太陽のない季節なのです。風は冷たい、空には太陽がない、時折雨が降る、激しい風とともに雨が降る、そして人々はその激しい雨に飛ばされそうな傘はささずにウォーター・プルーフのジャンパーを来てひたすら豪雨に向かって歩いている。そんなロンドンって面白い。
太陽の日差しが強いとすぐに紫外線、そして「しみ」の増殖を怖がっていた私ですら、太陽が恋しいこの2009年イギリスの冬...。
日本の四季のありがたさ、そしてその自然の豊かさに感謝する毎日です☆
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