年末年始にかけて7歳になる娘はインフルエンザと水ぼうそうにかかりました。それも2つとも予防接種をしていたにもかかわらず...。
何という2011年の幕開けかと思いましたが幸い軽症ですみ感染症のため登校停止期間中は少し長めの冬休みのようにゆっくりすることができました。
水ぼうそうになったことを学校に伝えるとすぐに仲の良い学校のお友達のお母さん方から「水ぼうそうになったんだってね。大丈夫?」というメールがありました。どうやらクラス担任が生徒たちに「xxxちゃんは水ぼうそうになったのでしばらく学校には来れません。」と発表したようなのです。私の認識では日本の学校で感染症が発生した際には個人名は伏せ感染予防の注意として「お知らせ」を配布する、または個人の人権保護のためか一切知らせない傾向があるように思うのですが、今回のイギリスの学校の対応が日本のものと違いすぎて正直戸惑いました。私が小さい時に水ぼうそうになったときクラスの男子に「水ぼうそう」をネタに意地悪を言われたことを思い出し、娘に「お友達が何か嫌なことを言っても誰もが通る道。気にしなくていいからね。」と励ましながら登校1日目を迎えました。
するとどうでしょう。クラス全員のメッセージ入りで「早く良くなってね。xxxちゃん。」と手作りカードを担任から頂いたのです。その中には「xxxちゃんがいないと寂しいよ。早く良くなって一緒に遊ぼうね。」、「xxxちゃんがいないクラスはいつもと違って楽しくないよ。早く戻ってきてほしいなぁ。」などと心のこもったメッセージでカードが埋め尽くされていて心がキュンとなりました。
日本では個人の保護とは個人が傷つく可能性がある事実は隠し他人には口外しないのが美徳のように扱われますが、今回の出来事でイギリスの個人保護は各個人の状況を認め合い、受け止め、そして対処する、それも温かい形で行われたことに感心しました。もちろんどちらが正しいと言い切れるものではありませんが、今回も大変勉強になった現地校での温かい経験となりました☆
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