2009年12月9日水曜日

失ってわかる大切さ・ありがたさ。

                    私はウィンブルドンのとある家具付きアパートに住んでいるのですが、オーナーのセンスとこだわりが顕著に表れている物件で、アンティークを好むイギリス人とは違いモダンな家具をそろえた素敵なお部屋です。

ただ1つ、部屋とマッチしていないのが「昭和時代」を思い出させる13インチのアナログTVがリビングの1番目立つ所にドドーン!と置いてあるのです。日本のTV番組が恋しかった私はイギリスのTV番組より日本の番組をネットで視聴することが多く、あまり活用しない「昭和TV」をかわいらしく思えていたくらいでした。しかし渡英半年が過ぎ、あまりにもイギリスの情報が入ってこないことを自問自答したところ、それはTVのせいではないかと思い始めたのです。イギリス国内はクリスマス商戦真っただ中!これはお手頃商品もでているはずとここ1週間ほど真剣にTVを探しました。

でもこの国には日本のように信頼できるビック・カメラやヨドバシカメラなどの大型家電量販店が存在しないのです。

そこでこの国の人々はどこで家電を買うのかと調査したところ、小型家電店(値段は若干低価格にしているが目玉商品が少ない)、eBay(ネット販売...慣れない外国人の私にはハードルが高い)、大型スーパー(食料品がメインで家電も格安で扱っているがあやしいブランドが多い)、アマゾン.UK、カタログショッピング(安いが実物が見れないため失敗多々)などらしいです。
家電大好きの私はとことん調べつくし、結局アマゾンで42インチの東芝のレグナを購入しました~!!!そして一言、東芝さん、未来をありがとう...。

TVの情報量というのは凄いものです。TVを購入して2日目でこの半年で知りえたイギリスと同じ情報量をすでに得たようなものです。いいかえれば、この半年何だったのか....。

失ってわかる大切さ、それは私にとってTVの情報量でした。そして「ありがたさ」に関しては「太陽の恵み」です。イギリスの冬は灰色の空が続く暗~い季節と聞いていましたが、楽観視していた私でも家に引き込んでしまいそうな太陽のない季節なのです。風は冷たい、空には太陽がない、時折雨が降る、激しい風とともに雨が降る、そして人々はその激しい雨に飛ばされそうな傘はささずにウォーター・プルーフのジャンパーを来てひたすら豪雨に向かって歩いている。そんなロンドンって面白い。

太陽の日差しが強いとすぐに紫外線、そして「しみ」の増殖を怖がっていた私ですら、太陽が恋しいこの2009年イギリスの冬...。

日本の四季のありがたさ、そしてその自然の豊かさに感謝する毎日です☆

2009年12月3日木曜日

ユーロ・ディズニー (パリ)

先週末、ロンドンに来て初の海外旅行にフランス、パリにあるディズニー・リゾートにいってきました。(英語HP: http://www.disneylandparis.co.uk/index.xhtml )

ロンドンの地下鉄、キングス・クロス駅に隣接しているユーロスター(ヨーロッパ内を結ぶ日本の新幹線のような高速列車)St. Pancras International駅から約2時間半(ロンドンとパリの間に時差1時間あり、乗り換えなしの列車だとロンドン9:53発、ディズニーランド最寄駅Marne La Valle駅13:31着)の快適な旅でした。

その日パリでは雨が降り、時には雪もちらほら舞い落ちる寒い週末でしたが、やはりディズニーランドのパワーはそんな気候も吹き飛ばしてくれるような楽しいひと時でした。

パリのディズニー・リゾートは「ディズニー・ランド・パリス」「ウォルト・ディズニー・スタジオ」「ディズニー・ビレッジ」と3つに分かれています。

「ビレッジ」(左写真)というのは入場券のいらないショッピング&エンターテイメントエリアで、ディズニーストアや映画館などが立ち並んでいます。ここにあるレストランではディズニー・キャラクターが出演するディナー・ショーも開催されてるようで、ランドとスタジオで遊んだあとも、買い物やお食事が楽しめる場所でした。

ディズニー・ランドは東京ディズニーランド(以下、TDL)とほぼ同じ内容で構成され、敷地面積はTDLより狭く、乗り物が若干少ないような感じでした。乗り物の説明やディズニーのキャラクターはなんとバイリンガル!フランス語と英語を上手く混ぜて観客たちをもてなしてくれました。TDLとの大きな違いは、働いているスタッフの数と意気込みでしょうか。清掃スタッフの数も少なく、甲高い声で元気にアトラクションを紹介してくれるお兄さんお姉さんもいず、雰囲気は普通の遊園地です。パレードの数も少なく小規模で、もちろんパレードの場所取りのためにレジャーシートをひいて待っている人はいませんでした。しかしその分、パレード待ち時間を調整するプレッシャーも少なく、気持ち的にはのんびり園内を楽しめた気がします。

ディズニー・スタジオ(左写真)は敷地は小さめなので移動が楽で室内施設が多いため天気の悪い日には助かります。また、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに少し似ていて、ディズニー映画を紹介する施設が多々あり興味深いアトラクションが満載でした。小規模のパレードも観客がランドに比べて少なかった為、ま近でディズニー・キャラクターを見ることができて(ショーの後にはディズニー・キャラクターによるサイン会もあり)ディズニーランドとは一味違った楽しみ方ができました。

今回は1泊2日の短い旅でリゾート内の移動時間を少しでも短く滞在時間を有効に使いたかったため、ディズニーのオフィシャルホテルに滞在しました。通常ディズニーランドは午前10時開園なのですが、オフィシャルホテル滞在者は特別に午前8時から入園可能で、朝の2時間に人気アトラクションを制覇し短い滞在であったにもかかわらず大満足のパリ旅行となりました。

帰りの列車内では家族は疲れて爆睡していましたが、新幹線と違い列車内ではチケット確認ではなくイギリス入国のためのパスポートチェックがあり、熟睡状態の家族の顔を覗き込みパスポートの写真と照らし合わせて確認している税関管理官の顔が印象的でした☆

2009年11月20日金曜日

New Wimbledon Theater (ニュー・ウィンブルドン・シアター)

ウィンブルドン駅から徒歩5分、'The Broadway' (ブロード・ウェイ)という目抜き通り沿いにロンドンで8番目に大きいといわれているニュー・ウィンブルドン・シアターという劇場があります。(http://www.ambassadortickets.com/Wimbledon)

ロンドン生活の醍醐味として荘厳な歴史ある劇場でオペラやミュージカルなどを観覧するという楽しみがありますが、小さな子供を持つ親としてはロンドン市内の劇場に出かけるというのはなかなか難しいものです。幸いなことに、私たちが暮らすウィンブルドンでは、近くのスーパーに買い物に出かける距離感で劇場に足を運ぶことができます。
そして先日2009年11月7日、ディズニーの「美女と野獣」 'Beauty and the Beast' を見に、初めてニュー・ウィンブルドン・シアターに行ってきました。
劇場内は1階席の'Stalls'、2階席の'Dress Circle'、そして3階席の'Upper Circle'と左記のように席が分かれています。しかし座席表を見ても、どちらが舞台に近いのか、2階の「ドレス・サークル」席は「ドレス」とあるのでドレス・アップをしなくてはいけない高価な席なのか、3階でも座高の低い子供でも舞台が見れるのか、などなど、劇場デビューにはたくさんの謎がありました。ネットでもチケットは簡単に購入できるのですが、私は直接窓口に行き数々の質問を投げかけ、残り少なかった空席の中から2階のドレスサークル中央の席を入手することができました。

子供向けの軽いミュージカルと想像していましたが、上演時間は休憩時間30分を含み2時間半あり、ディズニーの原作に忠実に基づいて創り上げられた、笑いあり涙あり、の大人も存分に楽しめる内容でした。

上演前には場内の小さなバーでワインやジュースを飲んでくつろいでいる家族、「美女と野獣」の主人公「ベル」そっくりにドレスアップしたたくさんの可愛い子供たち、とミュージカル以外でも和やかな気持ちにさせてくれました。そのニュー・ウィンブルドン・シアターは来年100周年を迎え、これからますます楽しいひと時を私たちに提供してくれそうです☆

2009年11月6日金曜日

2009年クリスマス商戦

イギリスでは10月末のハロウィーンが終わるとすぐに本格的なクリスマス商戦が始まりました。クリスマス・イルミネーションは点灯し、お店にはあふれんばかりのクリスマス用プレゼント、そしてラッピング用品が所狭しと並べられています。

西洋のクリスマスは日本のお正月のように家族水入らずで静かに過ごすイメージがあったので、日本にしか里帰りするところがない私たちにとってはつまらないイベントなんだろうなと思っていました。しかし、街のあちこちには今までどこに隠してあったのか!っと思うような素敵な品々が店に並べられ、まさに「クリスマス・ショッピング」を楽しめそうな雰囲気の11月です。

さて、10月28日付でイギリスの「おもちゃ小売協会」が「2009年の子供用クリスマス・プレゼント・人気ベスト12」を発表しました。景気を反映してか、クリスマスプレゼントの平均価格の下落を地元メディアでは伝えていましたが、外国人の私としてはイギリスでは何が子供たちにうけているのか~と興味津々!早速、小売協会のHPを開いて人気おもちゃトップ12を上記写真のように調べあげました。

そして思いました。日本のように確立されたキャラクターものが少ないけれど、同年代の子供たちが望むものは良く似ているということを...!

クリスマスの違った楽しみ方を見つけたような気がします☆

2009年11月4日水曜日

湖水地方 the Lake District

イギリスには歴史に名を残した著名人が数多く存在し、彼らの生誕地、作風に多大な影響を及ぼした故郷がイギリスの観光スポットとなり世界各国からその地を求めて多くの旅行客が訪れます。

劇作家で詩人であったシェイクスピアの生誕地であるコッツウォルズ地方のストラトフォードアポンエイヴォン( http://www.stratford-upon-avon.co.uk/static_1166.htm )はその情緒豊かな風景と共に日本人観光客には特に人気のスポットです。
ロックバンドのザ・ビートルズの出身地である
リバプール( http://www.visitliverpool.jp/ )はもとより、アルバム「アビイ・ロード」のジャケット写真が撮影されたロンドン北部のアビイ・ロード交差点はビートルズファンにとっては聖地として欠かせない観光スポットになっています。
余談ですが、「アビイ・ロード」写真が撮影されてから40周年を迎えた今年8月には、多くのビートルズファンが同じポーズで横断歩道を渡り記念撮影をしたとニュースになったほどです。
先日、私たちはピーター・ラビットでもおなじみの作家、ビアトリクス・ポター( http://peterrabbit.com/potters-world-lake-district.asp ) がこよなく愛した土地、湖水地方(The Lake District)に小旅行に行ってきました。⇒写真は作家の博物館である「ビアトリクス・ポターの世界館」 'The World of Beatrix Potter' の外観と展示物。意外と小規模で手作り感満点の博物館でした。
湖水地方は誰もが太鼓判を押すお勧めスポットで特にこの時期紅葉がきれいと勧められ、ロンドンから遠いけれど張り切って車ででかけました。ところがロンドンから北に車で8時間(高速道路で道路工事が行われ車線閉鎖が多々あり)もかかり、朝9時に出発して到着したのは午後5時過ぎ。あたりはすでに真っ暗、街頭も少なくかすかに見える湖畔の水の光・・・。
初日は早く就寝し次の朝胸ふくらませ出かけたのですが、どこか見覚えのある景色...それは私たち家族が大好きで毎年何回も旅行に出かけてた、まさにあの「箱根の芦ノ湖」!!! 木々の色加減も良く似ていて、これに湖際に立つ鳥居と遠くに見える富士山、そして温泉があれば~。確かにすばらしい景色で難点のつけどころがない!ただ私たちは箱根を思い出し郷愁の思いで涙しそうでした。
何はともあれ皆のあこがれの湖水地方に足を踏み入れ、自分なりの経験ができたことに感謝、感謝~☆

2009年11月3日火曜日

Half Term (ハーフ・ターム)☆秋休み

先週10月26日から30日は娘が通う公立小学校の秋休みでした。

「秋休み」と勝手に言っているのは私だけで、正式には「Half Term」(ハーフ・ターム)と呼ばれています。イギリスでは各学期ごとに学期の中休みがあり、これを「Half Term」と言うそうです。学期が始まり1ヵ月半ほど経ち子供が疲れてきたころにまとめてお休みをとりリフレッシュする、というとても合理的な良い制度だと感じました。恥ずかしい話ですがイギリス学校事情に不慣れな私は、休暇を意味する「ホリデー」とか「ブレイク」の文字がなかったため、この'Half Term'にはどんな素敵なイベントが開催されるのか!っと1人でワクワクしていました。(赤面)

イギリスの学校は3学期制で9月に新学期が始まります。5歳になる私の娘は2003年11月生まれで日本ではまだ幼稚園の年長さんでしたがイギリスではこの9月から小学校1年生です。4月から学年が変わる日本では11月生まれの娘は同じ学年では体力も頭脳も中級レベルでしたが、9月に新学年になるイギリスでは11月生まれはお姉さん的存在で英語はしゃべれないものの周りの子供たちと比べると少し落ち着いているような感じがします。

ちなみにある日本人の友人の娘さんは同様日本では幼稚園の年長さんでしたが、4月生まれだったので9月にロンドンに引っ越ししてきたらいきなり小学校2年生に入学という、英語のハンディーと小学校1年生の勉強を飛ばしての進級と、とても大変そうです。

要約すると: 
2003年9月生まれ~2004年8月生まれ⇒小学校1年生(Year 1)
2002年9月生まれ~2003年8月生まれ⇒小学校2年生(Year 2)

話は戻りますが、イギリスの3学期制度を2009年度の学校行事表をもとに以下のようにまとめてみました。

Autumn Term (1学期) 2009年9月7日~12月18日 
Half Term         2009年10月26日~30日     
*年末年始(冬休み) 2009年12月21日~2010年1月1日

Spring Term (2学期) 2010年1月4日~4月1日
Half Term          2010年2月15日~19日
*イースター(春休み)   2010年4月2日~16日

Summer Term(3学期) 2010年4月19日~7月22日
Half Term           2010年5月31日~6月4日
*夏休み             2010年7月23日~9月6日

お子さんがいるイギリスにいるお友達に会いに来るなら、上記を参考のうえロンドン観光してはいかがでしょうか☆

2009年10月20日火曜日

ブック・レビュー: 'Look Out Patrick!'

先日、娘の通う学校に絵本作家のPaul Geraghty氏がやってきました。
(ホームページ:http://www.paulgeraghty.net/

ポールさんは生徒に本を紹介したり、学年に合わせた内容で絵本作家としての講演をしてくださったようです。絵の色使い、優しい表情、わかりやすく子供が親しみやすい
イギリス英語の絵本で私はすぐにファンになってしまいました。

子供達は「絵本作家」という職業を認識するとともに、その仕事内容を理解し夢を持ち、身近に感じさせるとても貴重な体験になったに違いありません。

学校のお迎えの時間にはポールさんのサイン入り絵本の販売も行われ絵本が飛ぶように売れていました。このような商業的一面があるイベントは日本の公立校では考えられないものですが、子供にはとても良い経験になり、そして作家も講演を行うことにより利益がでる、このようなイベントも日本の学校でも取り上げていって欲しいなと思いました★