2009年8月13日木曜日

学校選び②

前回のブログ「学校選び①」に娘が「小学校入学前に1ヵ月でもレセプション・クラス(義務教育準備クラス)で勉強の基礎を学べて良かった。」と書きましたが、実はこの状況に至るには深~い事情がありました。

渡英が決まってからというもの私はネット上で娘の学校探しに日々奮闘していました。居住地を決めてから学校を探すか、それとも学校が決まってから住居を探すか...。

「無難に、日本人が多く住む地域(ロンドンでは北と西)に行けば治安もある程度良いはずだし現地校には日本人もいるし子供もストレスにならなくてよいのでは?」と教えてくれた知人もいれば、「イギリス人で、ある程度収入のある家庭の子供たちは大抵私立校に通っているのであなたの子供も私立校の手厚い教育の恩恵をを受けてみては?」とアドバイスしてくれた友人もいました。

昔からひねくれ根性の私は「無難」という言葉に何か反感を持ち、「皆が北と西にいくなら私は東か南!私立に皆通うなら私の娘は現地公立校!」(ちなみに一般的にロンドンの東は治安が悪くて有名らしいので東はすぐに却下)などと、ズレた張りきり方をしていたのはいいものの、最初から選択肢を縮めそして最終的には自分の首を絞めることになるとは....。

現実を知ったのは渡英直後。実はロンドンでは2003年、2004年生まれの4~5歳児が入れる学校が少なく社会問題にもなっているというのです。現実に先日、各種イギリス・メディアでは公立校に入りたくても入れない、待機生の増加とその社会問題について特集を組むほどのようです。話によると、出生率がその時期高く子供の数が多くなった上に不況により以前だと私立校に入れていた親が子供を公立校に通わす傾向が高くなったという状況がダブルで学校不足を招いたらしいです。

私は渡英後日本でいう区役所のような行政機関に公立校の受け入れについて連絡を取ったところ、「現在空きがありすぐ入学できるのは2校のみ」との回答がありました。その2校とも自宅からは徒歩圏ではないと知り、「自宅の近くの学校に空きがでたら娘を入学させたいと思います」とメールを返送しました。すると、
'(Your daughter) as she is of statutory school age. When a child reaches statutory school age a parent is legally responsible for providing an education. Failure to do so can result in a fine, or even imprisonment.' (あなたのお子さんは法定上義務教育の年齢に達しており、保護者は法律上教育を与える義務があります。義務を怠れば、罰金、または禁固刑に処する場合があります。)
と驚くような内容の返信メールが届き、「どこでも良いので入れる学校に通わせてぇ~」という残念な結末を迎えることになりました。
空きのあった2校のうち自宅から若干近く公共バスの便が良い学校の方を指定し入学手続き完了。その学校の評判も制服も何の前知識なく入学が決まってしまい、あまりのバクチ的な状況に私は娘に心の中では平謝り...。
しかし神様は見捨てはしませんでした。毎日の通学は少し遠くて不便ですが、とても良い学校で担任&クラスのお友達にも恵まれ娘は素晴らしい学校生活を始めることができました★

2009年8月12日水曜日

学校選び①

6週間強の長い夏休みもどうにか半分が過ぎましたが、子供の喜びそうなイベントのネタも尽き、夏休み後半をどのように過ごそうかと頭を抱える日々を送っています。

私の娘は5歳(2003年11月生まれ)でロンドン到着3週間後から現地公立小学校の’レセプション・クラス’(Reception Class)に入学しました。日本では幼稚園の年長さんに少し慣れてきたころに渡英し、そしていきなりロンドンでは小学生?!っと心配したものですが、この’レセプション・クラス’というものは、いわゆる「義務教育準備クラス」とでもいうのでしょうか、小学生と同じように制服を着て学校の決められたカバンを持って通学し、朝は9時から、お迎えは午後3時と小学生と同じ時間帯で学校で学びます。ただ、基本的には日本の公立幼稚園のような遊びを主体とするカリキュラムで、アルファベットの読み書きや数字20を最大に簡単な足し算や引き算の基礎を教えてくれます。

また、昼食はお弁当持参、あるいは給食(school dinner)を選択することができ、学校のホール(講堂)で上級生と一緒に食事をしているようです。

ちなみに1つ下の学年(4歳児)は同じく小学校の’ナーサリー’(Nursery)というクラスに通うことができます。こちらは午前の部と午後の部と2クラスあり、空きがあれば選択が可能のようです。

夏休み突入前に1カ月しか通えなかったレセプション・クラスでしたが、英語の基礎、フォニックス(phonics)を教えてもらった娘は道路の標識に書かれた英語を少し読める?!...発音できるようになりました。夏休み明けの今年9月からは小学校1年生(Year 1)になるので、それまでに少しの期間でしたが学校制度に慣れることができて本当に良かったと思います★

2009年8月2日日曜日

つぶやき~渡英2カ月後の初体験

自宅窓から月を見ました。気がつけば渡英2カ月が過ぎ、初めてロンドンで見たお月さまでした。
私が住んでいた東京下町ではお月さまがいつもニコニコ。月を見ながらその日1日の出来事を思い出し、明日の1日を想像していたものですが、渡英したころ(5月末)は午後9時ごろまで明るかったロンドンではお月さまの姿も見受けられませんでした。...が、そろそろ秋の気配なのでしょうか。久しぶりに見たお月さまに乾杯しています。Yx

2009年7月28日火曜日

人種のるつぼ

私が昔住んでいた南半球のある国は、'multiculturalism' , つまり「民族は、各自の文化と同様に、他民族の文化をも尊重すべきだという理念。西欧文化中心主義や、単一民族主義に対する概念。文化多元主義。多文化主義」をうたっていました。なるほど、アングロサクソン系白人もいれば他民族欧州人、アジア人も安心して定住できる国家であり、それらが融合して成り立っている素晴らしい国だと思っていました。
ところがここロンドンはその国以上の多国籍、多民族が共存している都市だと日々感じています。見た目は白人&アジア人というギャップはないものの、地元人&ヨーロッパ系白人が普通に融合?!して暮らしています。私日本人から見れば、皆白人できれいな英語を使いこなす人々とひとくくりにしてしまいがちなのですが、よぉ~く会話を聞き観察してみると意外とヨーロッパ系移民、あるいはヨーロッパ系短期在住者が普通に暮らしているのです。

観察して感心しているのは私個人のみと思いきや、自治体もその多民族感を把握しようとしているのか、行政が企画する行事には必ず上記の「民族質問票」が配られ、自分の立場を再認識させられます。

黒人でも「アフリカ系」「カリブ海系」、アジア人でも「中国系」「インド系」、そしてハーフの子供も、両親の血筋を明確にするためか細かくチェックする質問票に私は初め驚かされました。そして日本人がこの国でどれだけマイナーなのか...項目にチェックするところがなく「その他アジア系」の欄にチェックを入れています。アジア人が少数民族でなくなってきていた南半球の国と違い、東アジアの民族はまだまだこの国、イギリスではマイノリティーだとその違いに驚き、人生まだまだ知らないことだらけと感動しました。初めて「大英帝国」の本当の意味を垣間見る体験でした。

2009年7月27日月曜日

カラスの巣作り?!

私はSW19の某4階建てのマンション(FLAT)に住んでいるのですが、小さな天窓が3つあり部屋を明るくしてくれて大変気に入っています。

ところが!!!最近朝夕問わず、不気味な音が聞こえるようになり天窓を覗くとそこにはカラスが!それも最近になり枝を写真のようにくわえ、プラスチックの天窓上にくちばしでせっせと枝を小さくする作業を!巣作りでもしているのでしょうか、2羽仲良く飛んでいる姿も見受けます。
最初はカラスのお腹を下から覗くなんて経験はなく興奮していたものですが、こう毎日訪れられたら「まったかぁ~、うるさいなぁ~」となってしまいます。カラスさん、ごめんなさい。

2009年7月26日日曜日

硬水と軟水

ロンドンに到着してから髪の毛がパサパサし、まるで日光を長時間浴びながら海水浴をした日に経験したあのパサパサ&ゴワゴワ感!日本では艶やかだった子供の髪の毛までもがいまいち調子が悪い...。これはきっとシャンプーが合わないからだと思い、数回シャンプーのメーカーを変えてみました。それでも変わらない...。

そっかぁ、水なんだ!っと気がつきました。なるほど、これがヨーロッパの硬水っていうヤツですね。料理はリッチにミネラルウォーターを使って調理していたものの、お風呂では石鹸の泡立ちも少なくずぅ~っと違和感を感じていました。

日本は軟水(soft water) 、ヨーロッパは硬水(hard water)とよく耳にしますがその違いを体感したことはありませんでした。「水に含まれるカルシウムと、マグネシウムイオンの合計量を酸化カルシウムに換算したのもが硬度」つまり硬度が高いものが硬水、硬度が低いものが軟水らしいですが、理科に弱い私は頭が痛い~。その上、硬度の計算方法も国によって違うらしいです。とりあえず、私が愛用している地元スーパーのミネラルウォーターのラベルを写真で撮りました。ご興味のある方はこの水の硬度を計算してみてください。

私は:アメリカ式の「カルシウム濃度 (mg/L)×2.5 + マグネシウム濃度 (mg/L)×4.1 」の式を引用して27x2.5+6.9x4.1= 167.13 

つまり硬水と位置づけたのですがいかがでしょう...???

硬水は煮物やお茶に適さないらしく、どうりでこっちに来てから日本茶の香りも良くなく、日本料理もいまいちなんだぁ~と感じていたこの違和感が理解でき少し気が楽になりました。食洗機にも、「水の硬度を和らげるために'dishwasher salt'を入れるように」などと記載されていたり、機械類も硬水は苦手のようです。

ちなみに硬水の利点は:スポーツ後のミネラル補給,妊産婦のカルシウム補給,便秘解消~など。おっと、私もこちらに来て食生活は変わらないのに少し体重が減った体験が?!

当たり前のように飲んでいた日本の水、実はとても貴重で日本の料理が創り上げられた根本がそこにあったのかと初めて認識させられました。水さん、ありがとう!

2009年7月24日金曜日

トラム初挑戦

昨日7月23日、初めてトラム(左手写真)に乗って、SW19(ウィンブルドン)から近い、IKEAクロイドン店に行ってまいりました。ロンドンに来た当初は電車(tube)に頼り切っていましたが、電車はよく止まったり長時間待たされることが多く、少し慣れてくると交通網が充実しているバスやトラムが断然便利で最近では1週間バス&トラム乗り放題のチケットを購入して街をぐるぐるしています。

IKEAクロイドン店はトラムの始発駅ウィンブルドンから15分ほどのAmpere Wayという駅で下車し、2本の煙突(先っちょのスウェーデン国旗の色のバナーが目印)を目標に徒歩5分程度。夏休みが始まったからでしょうか、朝からIKEAのカフェでは子供連れがたくさん来ていました。

今回のIKEA来店の目的は、大量の靴が入る棚を探すこと。一応前回目をつけていたものを再確認したかったのですが、大型のため自分で自宅まで運び組み立てるのは至難の業だと思い、お店の人に「組み立て(assemble)と配達(delivery)でどのくらい費用がかかりますか?」とたずねてみました。すると、
若い黒人のスタッフ:「なぜ自分でやらないの?」
私:「組み立てる道具もないし私も旦那もそういうの苦手だから、もしやってもらえるのならお願いしたいなと思って...。」
スタッフ:(小声で)「いつまでにやった欲しいの?」
私:「早い方がいいけど、特に期日はないですよ。」
スタッフ:(またまた小声で)「俺道具持ってるから、君のうちに行ってやってあげてもいいよ。ここの店に頼むと結構するから、ここだけの話として(between you and me)£20で週末に行ってやってあげるよ。」
と親切に?!自分の名前と電話番号をメモに書いて渡してくれました。

子供を連れて不慣れな感じでいた私を救ってくれようという、純粋な親切心で話しかけてくれたのか、あるいは小づかい稼ぎで話を持ちかけてきたのか...。懐疑心が強い私は、「もしかしてこの人は、笑顔で私の家に来てきちんと家具を組み立て笑顔で帰って行き、実はその間に家の場所や構造を確認して後日空き巣に入るのでは?!」なんてことまで想像してしまいました。本当に親切なお兄ちゃんだったらこんなことを想像するだけでも申し訳ないのですが、何せ物騒な世の中なので今回は遠慮させてもらうことにしました。っというか、その靴入れ棚も配送料だけでも高くつくので断念しました。

こんな些細な出来事でも何かと新鮮で、外国生活の醍醐味を楽しんでいます。